共働き家庭で育った一人っ子は、メンタルに問題有り?

      2018/06/10

共働き家庭が増えている現代、
「専業主婦をしているけれど、そろそろパートにでも出ようかしら?」
と考えている方は結構いらっしゃるのではないでしょうか?

私自身は、4人兄弟の2番目に当たり、一人っ子ではないのですが、
小さい頃は母親が家にいたので、
家に帰ると「おかえり」と言ってくれる存在はありがたかったなと思います!(そのうち、母親は働きに出てしまったので、今度は下の弟たちのお世話などをしなくてはならなくなったのですが・・)



子供にとって、母親の存在というのは、とても大きいものです。
心理学的にいうと、母親という主たる養育者はその子供にとっての「安全基地」となり、のちに対人関係における信頼関係を作る際に重要なベースとなると言われています。


そして一方で、母親にとっても子供の存在は大きい・・。
私は現在二人の子供の子育て中ですが、
周囲のママ友が育児休業から復帰する時、だいたい
「ずっと一緒にいたから、離れられるかしら」
「送迎の時は泣かないでいられるかな」
と子供と離れることの不安の声を聞きます。


私自身も、特に第1子の時、
なかなか子供を預けた保育園から離れることができませんでした・・。

それに加えて、身近にお世話好きな?年配者・おじいちゃん・おばあちゃん世代がいる場合には、
「子供のそばに親がいないと、子供が可哀想」とか、
何か問題が起きれば「愛情不足」と言われることもしばしばです・・。
母親という立場は、気苦労が多いですよね。



さて、そんなお節介(おっと、失礼)な人たちの言葉を尻目に、
現代の親はむしろ「子供たちのため」に、共働きを選択することもあります。

それは、生活のため、キャリアのため、
自分のアイデンティティ確立のためでも有りますが、
子供がいる家庭にとっては教育費がかかるということも大きな要因ですよね!

可愛い子供のことを考えると、良い教育機会を与えたい、たくさんの選択肢を与えたい、行きたい大学に行かせてあげたい・・・。

そうした願いは、今は親の「思い」であり、子供の気持ちではないけれど、
親としては二十歳までは養育義務がありますし、
より良い人生を送ってほしいと考えると、
自然に「働きに出てみようかしら」となる母親がいるのはうなづけます。


私自身は、裕福な家庭では有りませんでしたから、
奨学金をもらいながら大学・大学院へ進学しましたが、
奨学金って結局社会人になった時にはただの「借金」ですからね・・。

自分が親となった今、奨学金はなるべく使わせずに、
子供たちのしたいことを応援したい!
そう思う親御さんの気持ち、痛いほどよくわかります!

しかし、金銭的なゆとりが必要だと考える親の考えはわかるけど、
「じゃあ、子供は両親が共働きで本当に大丈夫?」
と心配されていることでしょう。

共働きの家庭で育つ子は大丈夫か?

私は日頃、カウンセラーの仕事をしていますので、
じゃあ荒んだ心になった子供は皆、親が働いているのか?
答えは、「全然そんなことはありません」

つまり、
「共働き家庭だと子供の心理が荒む」
といった考えはナンセンスだと言えます。


よく子供にメンタルの問題が起きるのは、
親が子供にべったりしすぎている場合、
もしくは、親が全く関心を寄せていない場合、が多いです。

程よい距離が大切なんですね。


子供は、親の背中をよく見ています。
働きに出れば幼少期は寂しい思いをさせるのは必至です。
ですから、たくさん、愛情を注いであげましょう。
ハグしてあげて、言葉でも愛を伝えるんです。

実は子供が成長し大きくなると、
「家族のために働いてくれているお母さん」
と感じることは多いものです。

大学生のクライアントと話をした時、
「両親が頑張ってくれている。だから、私は学校にも行けるんだ」
「だから、自分も頑張る」
と話していたことが思い出されます。
結局は、そこまでの間の親子の関わり方の問題、そして個人差なんですね。


私の経験上では、共働きの家庭では、
子供はしっかりした考えの子が育つように感じます。

一人っ子の場合は?

一人っ子である場合にはなおさら、
他の子供たちと関わる機会を増やしてあげたほうがいいと思います。


一人っ子はつまり、同年齢の子と関わる機会が少ないんですよね。

大人とばかり関わると、例えば競争することが有りません。
大人は、子供に配慮しますが、
子供同士はそうした配慮をすることが有りません。

子供同士で、喧嘩をして、相手を傷つけたり、傷つけられたり、
そうした経験によって、のちに相手の気持ちを考えられる子に育ちます。

そうした視点で考えると、一人っ子で、親と一緒にずっといるよりも、
むしろ保育園などに預けているほうがよい、
メリットがあると言えるのではないでしょうか?

これは、共働きによる二次的なメリットですね。

まとめ

共働き家庭の一人っ子は、
一見するととても寂しい家庭というイメージですが、
親の背中をみて育つことで、成長し、
他の子供たちと関わる機会が必然と増えることで、
相手の気持ちを理解できる子にそだつというメリットも有ります。

これから働きに出ようと考えているあなたには、
ぜひ前向きに考えて、今後の備えとして、
自らのキャリアを高めるために、頑張って欲しいと思います。

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